不器用恋愛~甘いキスをあなたと♥~
テストの成績も必ずトップだし、全国模試だって、上位だってきいた。
あっ、ちなみに蘭情報ね。
あのコの情報はハンパないから。
「それより、お前こそ大丈夫なのかよ」
「っう……」
「なんだ、その色気のない声」
呆れた表情があたしを見る。
「色気は関係ないじゃないですかっ!!」
「あははっ、そうかもな」
「……っ///」
「ん?どうした?」
「い、いいえ……何でもないです」
……最近おかしい。
何がって?
あたし自身が。
司先輩が笑うと、胸の鼓動が早くなって、異常なくらいに頬が熱を持つ。
この感覚をあたしは知っていた。
これは……
「じゃあ、俺が勉強教えてやるよ」
「……え?」