True colors
(やばっ…………。)
しまったと思っているうちに、声の主は走ってきて私に抱きついた。
「美樹…!」
「相変わらず麻梨亜と美樹はラブラブだな〜。」
大輝も美樹の後ろを歩いてゆっくりとこっちにやって来た。
(そんなぁ〜!せっかく手伝いの時間代わってまで二人から離れたのに……。)
「美樹と大輝はダンスパーティー出ないの?」
と聞くと、二人揃って黙ってしまった。
「麻梨亜は誰かとダンスパーティー出るの?」
美樹の質問に答えようとすると、後ろから低い声が聞こえてきた。
「俺と出るんだよな?」
岸田君がそう言って私の肩を抱いた。
「そうそう。私岸田君と出るの!だから美樹と大輝もペアになって一緒に出ようよ。」
そう言って私は少し強引に二人を体育館へと誘導した。
美樹と大輝の仲を取り持つことに必死になって、私は海君と約束していたことなんてすっかり忘れてしまっていたのだ。
私は気付いた後でもその事がそこまで大したことではないと、そう思っていた。
海君の気持ちも知らずに………。
しまったと思っているうちに、声の主は走ってきて私に抱きついた。
「美樹…!」
「相変わらず麻梨亜と美樹はラブラブだな〜。」
大輝も美樹の後ろを歩いてゆっくりとこっちにやって来た。
(そんなぁ〜!せっかく手伝いの時間代わってまで二人から離れたのに……。)
「美樹と大輝はダンスパーティー出ないの?」
と聞くと、二人揃って黙ってしまった。
「麻梨亜は誰かとダンスパーティー出るの?」
美樹の質問に答えようとすると、後ろから低い声が聞こえてきた。
「俺と出るんだよな?」
岸田君がそう言って私の肩を抱いた。
「そうそう。私岸田君と出るの!だから美樹と大輝もペアになって一緒に出ようよ。」
そう言って私は少し強引に二人を体育館へと誘導した。
美樹と大輝の仲を取り持つことに必死になって、私は海君と約束していたことなんてすっかり忘れてしまっていたのだ。
私は気付いた後でもその事がそこまで大したことではないと、そう思っていた。
海君の気持ちも知らずに………。