True colors
着いた公園は、落ち葉で歩道が見えなくなっていた。
私は岸田君と手を繋いだまま落ち葉の上を無言で歩いた。
歩くたびにカサカサという落ち葉の音が心地よかった。
「麻利亜腹減っただろう?」
「大丈夫だよ。」
と言った次の瞬間歩いて疲れたのかお腹がグリュっと音をたてた。
(しまった…………。)
岸田君の方を見るとお腹を抱えて大爆笑していた。
「あ~麻利亜おもしれ~!歩いたからお腹空いたよな。」
笑い過ぎて涙目になっている岸田君に引っ張られ、私は恥ずかしくて顔を真っ赤にさせながら岸田君についていった。
岸田君の持ってきたリュックからビニールシートを取りだし敷き始める岸田君。
すると、ずっと何が入っているのか不思議に思っていた大きなバックの中からお弁当箱を取りだした。
「さぁ~食べようぜ。」
目の前にはおにぎりと玉子焼きとウィンナーとミニトマトが並べられていた。
アクビをしながら腕を伸ばす岸田君。
きっと今日早く起きて作ったのだろう。
目の前に並べられたお弁当は、高級レストランで出てくる料理よりも私には輝いて見えた。
私は岸田君と手を繋いだまま落ち葉の上を無言で歩いた。
歩くたびにカサカサという落ち葉の音が心地よかった。
「麻利亜腹減っただろう?」
「大丈夫だよ。」
と言った次の瞬間歩いて疲れたのかお腹がグリュっと音をたてた。
(しまった…………。)
岸田君の方を見るとお腹を抱えて大爆笑していた。
「あ~麻利亜おもしれ~!歩いたからお腹空いたよな。」
笑い過ぎて涙目になっている岸田君に引っ張られ、私は恥ずかしくて顔を真っ赤にさせながら岸田君についていった。
岸田君の持ってきたリュックからビニールシートを取りだし敷き始める岸田君。
すると、ずっと何が入っているのか不思議に思っていた大きなバックの中からお弁当箱を取りだした。
「さぁ~食べようぜ。」
目の前にはおにぎりと玉子焼きとウィンナーとミニトマトが並べられていた。
アクビをしながら腕を伸ばす岸田君。
きっと今日早く起きて作ったのだろう。
目の前に並べられたお弁当は、高級レストランで出てくる料理よりも私には輝いて見えた。