True colors
「いただきます。」
食べたおにぎりはちょっとしょっぱくて握られ過ぎてて固かった。
でも…………。
「美味しい……………。」
そう笑顔で言うと岸田君は満足そうに私の頭を撫でた。
お弁当を食べ終えてゆっくり座っていると、急に頭の上から何かが降ってきた。
「えっ!?何??」
見ると全身に落ち葉が付いていた。
そんな私を見て少年の様に笑う岸田君。
「やったな~!」
私は下に落ちてる落ち葉をかき集めて岸田君に投げつけた。
落ち葉まみれになった岸田君を見て私は声を出して笑った。
「麻利亜どう?公園デートは。」
その言葉に私ははっとして岸田君との昔のやりとりを思い出した。
(「麻利亜はデートするなら行ってみたいとこある?」「えっ?デート……?う~ん……。お弁当作ってピクニックとか?」)
私は涙が出そうな顔を隠すために岸田君に休む間もなく落ち葉を投げつけた。
「ちょっ………。待て麻利亜………。」
様子がおかしなことに気づいた岸田君がどんどんこっちに近づいて来た。
「おい。麻利亜どうした?」
そう言って私の両腕を掴む岸田君。
手から伝わってくる温もりが、岸田君への想いを抑えきれなくさせた。
食べたおにぎりはちょっとしょっぱくて握られ過ぎてて固かった。
でも…………。
「美味しい……………。」
そう笑顔で言うと岸田君は満足そうに私の頭を撫でた。
お弁当を食べ終えてゆっくり座っていると、急に頭の上から何かが降ってきた。
「えっ!?何??」
見ると全身に落ち葉が付いていた。
そんな私を見て少年の様に笑う岸田君。
「やったな~!」
私は下に落ちてる落ち葉をかき集めて岸田君に投げつけた。
落ち葉まみれになった岸田君を見て私は声を出して笑った。
「麻利亜どう?公園デートは。」
その言葉に私ははっとして岸田君との昔のやりとりを思い出した。
(「麻利亜はデートするなら行ってみたいとこある?」「えっ?デート……?う~ん……。お弁当作ってピクニックとか?」)
私は涙が出そうな顔を隠すために岸田君に休む間もなく落ち葉を投げつけた。
「ちょっ………。待て麻利亜………。」
様子がおかしなことに気づいた岸田君がどんどんこっちに近づいて来た。
「おい。麻利亜どうした?」
そう言って私の両腕を掴む岸田君。
手から伝わってくる温もりが、岸田君への想いを抑えきれなくさせた。