True colors
学校が終わる頃、窓の外を見てみんなが騒々しくしている。


もう理由はまる分かりだった。


(きっとスーツ男が私を迎えに来たんだ。)


「麻梨亜、私達車のとこまで一緒に行くから。」


私をかばう様に、美樹と大輝が車まで付き添ってくれた。


「お帰りなさいませお嬢様、どうぞお乗り下さい。」

「美樹、大輝…。また明日ね……。」


私はスーツ男の運転する車でまたあの豪華な屋敷へと向かった。




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