True colors
「私だっていつまでも頼ってたくないもの。自分で生活できるようになりたいの。」
「だからってここで働くことないだろ? 海はどうするんだ?」
「住み込みなわけじゃないから大丈夫よ。」
(もしかして、専務さんの奥さん……?てかまた私立ち聞きしちゃってるし。)
気付かれないようにその場を去ろうと後退りをしたら、後ろにある壺が置いてある台にぶつかり壺がグラグラと揺れ始めた。
(ヤバイ……!落ちる!客室の前に飾ってあるし絶対高級な壺だし!)
私は慌てて落ちる壺をキャッチ。しかしその衝撃でドシンと音がして専務さんが出てきた。
「誰だ!?」
壺を抱えて床に寝転がっている間抜けな姿の私……。
「麻梨亜ちゃん…!?」
「だからってここで働くことないだろ? 海はどうするんだ?」
「住み込みなわけじゃないから大丈夫よ。」
(もしかして、専務さんの奥さん……?てかまた私立ち聞きしちゃってるし。)
気付かれないようにその場を去ろうと後退りをしたら、後ろにある壺が置いてある台にぶつかり壺がグラグラと揺れ始めた。
(ヤバイ……!落ちる!客室の前に飾ってあるし絶対高級な壺だし!)
私は慌てて落ちる壺をキャッチ。しかしその衝撃でドシンと音がして専務さんが出てきた。
「誰だ!?」
壺を抱えて床に寝転がっている間抜けな姿の私……。
「麻梨亜ちゃん…!?」