True colors
(なんだろう………。なんか視線を感じる…………。)
「ねぇ〜なんかあの転入生麻梨亜ちゃんのこと見てない?」
小声で海君が言った。
(やっぱり!しかもなんか眉間にしわ寄せて恐いんですけど……。)
「麻梨亜ちゃん知り合い?」
「ううん。知らない…。」
「先生、俺背高いし席後ろの方がいいんだけど。例えばあの子の隣とか。」
そう言って転入生は私を指差した。
「岸田〜、お前そんなこと言ってサボるつもりだろう? お前の席は窓際の真ん中の空いているとこだ。」
「はぁ〜い。」
席に向かって歩きだす転入生。
歩きながらこっちを見て目が合った瞬間転入生がふっと鼻で笑った。
(もしかしてなんかからかわれてる!?)
「ねぇ〜なんかあの転入生麻梨亜ちゃんのこと見てない?」
小声で海君が言った。
(やっぱり!しかもなんか眉間にしわ寄せて恐いんですけど……。)
「麻梨亜ちゃん知り合い?」
「ううん。知らない…。」
「先生、俺背高いし席後ろの方がいいんだけど。例えばあの子の隣とか。」
そう言って転入生は私を指差した。
「岸田〜、お前そんなこと言ってサボるつもりだろう? お前の席は窓際の真ん中の空いているとこだ。」
「はぁ〜い。」
席に向かって歩きだす転入生。
歩きながらこっちを見て目が合った瞬間転入生がふっと鼻で笑った。
(もしかしてなんかからかわれてる!?)