True colors
「…うん、分かってるよ。」

と笑顔で返事をした。


「さっ、海君今からおやつパーティーだよ!」


麻梨亜ちゃんは楽しそうに買ってきたお菓子やジュースの入った袋を僕に見せた。


「クスクス、そんなに食べれるかなぁ〜。」


僕は麻梨亜ちゃんに案内された客室のフカフカのソファーに腰を掛けた。


(それにしてもさっきのお母さんの態度気になるな………。何かあったのかな…。)


「……海君!お〜い、海君ってば!」


ついモヤモヤ考えてしまって麻梨亜ちゃんの声が耳に入ってなかった。


はっと我に返ると麻梨亜ちゃんが僕を覗き込むように見ていた。


「どうしたの?何かあった??」


彼女の顔が僕の顔のすぐ近くにあった。


(睫毛長いな……。柔らかそうな唇…。その魅力的な澄んだ瞳に見つめられると気がおかしくなりそうだ……。)


「ううん、なんでもないよごめんね。なんの話しだった?」


(僕はもしかして麻梨亜ちゃんに惚れているのか…?)







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