True colors
「そういえば麻梨亜なんで沙耶のこと知ってるんだ?」
「……私のお母さんが亡くなった時運ばれたのがこの病院で…。目の前が真暗で…。そんな時沙耶ちゃんが元気づけてくれたの。きっと自分も病気で辛いはずなのに…。すごく優しい子だね。」
「そっか……。沙耶、麻梨亜見つけた時すごく嬉しそうな顔してた…。一緒に病室来てくれないか?あいつ退屈してると思うから…。」
「もちろん一緒に行く!」
(岸田君、まだまだ謎だらけだけど、妹思いで優しい人だということは分かったかな…。)
「お姉ちゃん!来てくれたんだ!」
嬉しそうに言う沙耶ちゃん。
「お姉ちゃん、お兄ちゃんの彼女なの?」
唐突な沙耶ちゃんの質問に何も言えないでいると、岸田君が予想通りの返答をした。
「そうだよ。な、麻梨亜。」
「ううん、違うよ沙耶ちゃん。ただの友達。」
「ちぇっ、なんだ。麻梨亜ちゃんが彼女からまた来てもらえるのに…。」
沙耶ちゃんはしょんぼりとした顔で言った。
「また遊びに来るよ!今度はお兄ちゃん抜きで。」
「……私のお母さんが亡くなった時運ばれたのがこの病院で…。目の前が真暗で…。そんな時沙耶ちゃんが元気づけてくれたの。きっと自分も病気で辛いはずなのに…。すごく優しい子だね。」
「そっか……。沙耶、麻梨亜見つけた時すごく嬉しそうな顔してた…。一緒に病室来てくれないか?あいつ退屈してると思うから…。」
「もちろん一緒に行く!」
(岸田君、まだまだ謎だらけだけど、妹思いで優しい人だということは分かったかな…。)
「お姉ちゃん!来てくれたんだ!」
嬉しそうに言う沙耶ちゃん。
「お姉ちゃん、お兄ちゃんの彼女なの?」
唐突な沙耶ちゃんの質問に何も言えないでいると、岸田君が予想通りの返答をした。
「そうだよ。な、麻梨亜。」
「ううん、違うよ沙耶ちゃん。ただの友達。」
「ちぇっ、なんだ。麻梨亜ちゃんが彼女からまた来てもらえるのに…。」
沙耶ちゃんはしょんぼりとした顔で言った。
「また遊びに来るよ!今度はお兄ちゃん抜きで。」