True colors
「姫、少しの間海君と買い出しに行ってきます。」
「いってらっしゃ〜い。ご苦労!」
と冗談で言う美樹。
私は海君と喫茶店を出た。
「あっ!!」
と数歩行った所で私は立ち止まった。
「麻梨亜ちゃんどうしたの?」
「携帯イスに置いてきちゃった! 壊れた時計修理してもらうのに業者さんから連絡くるんだ〜。ごめんちょっと取ってくるね〜!」
私は駆け足で喫茶店に戻った。
ふと窓を覗いて見ると、美樹と大輝がただならぬ雰囲気で見つめ合っていた。
私はそんな二人を見て頭が真っ白になり、足が石になったみたいに硬直して喫茶店の中に入ることも海君の所に引き返すこともできなかった。
九月といってもまだまだ暑かったため少し開けられた窓からは無情にも美樹と大輝の会話が聞こえてきた。
「いってらっしゃ〜い。ご苦労!」
と冗談で言う美樹。
私は海君と喫茶店を出た。
「あっ!!」
と数歩行った所で私は立ち止まった。
「麻梨亜ちゃんどうしたの?」
「携帯イスに置いてきちゃった! 壊れた時計修理してもらうのに業者さんから連絡くるんだ〜。ごめんちょっと取ってくるね〜!」
私は駆け足で喫茶店に戻った。
ふと窓を覗いて見ると、美樹と大輝がただならぬ雰囲気で見つめ合っていた。
私はそんな二人を見て頭が真っ白になり、足が石になったみたいに硬直して喫茶店の中に入ることも海君の所に引き返すこともできなかった。
九月といってもまだまだ暑かったため少し開けられた窓からは無情にも美樹と大輝の会話が聞こえてきた。