俺様とにゃんこ







タクシーを止めて少女を先に乗せた。
念のため、逃げないようにな。











「その条件ってなあに?」


こちらを向いて聞いてきた。






窓の外後ろにそびえたつネオンが、彼女を妖艶に見せた。









運転手に聞かれると、怪しまれるので「それは後で。…〇〇町の●●マンションまで。」と行き先だけ告げた。





少女は特に気にするワケも無く、「ふ〜ん…」と言って外に視線を移した。
















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