俺様とにゃんこ




「なによぉ〜。私の勝手でしょ〜。」



ブーブー文句を言いながらも体を戻した。





「崎野先生、挨拶が遅れてごめんなさいね。私、物理を担当しています冴島美里です。これからよろしくお願いします。」


こんな飲み会で丁寧に挨拶されたからかなり驚いた。


高梨陽子とは対照的に、ロングの綺麗な黒髪だ。
パンツのスーツに身を包みさらに眼鏡で、知的さを醸し出してる。
高梨がカワイイ系なら冴島はキレイ系。




見た目通りに厳しいため、生徒からの評判はイマイチだが、教師からは絶大な信頼を勝ち取っている。





こんな冴島美里に興味を持った。


お堅い女がどれくらいの時間とテクニックを使えば落とせるだろう…





「いえ、私も挨拶が遅れてしまって…。こちらこそよろしくお願いします。」



ここで、営業スマイル炸裂




自分で言うのもナンだか、俺はイケメンだと思う。
長身に小顔、長い手足に引き締まった筋肉。
外見は完璧だろ。
俺が落とせない女はいない。





ほら、案の定
冴島美里も顔を真っ赤にしてる。

他の先生と話しててもチラチラと俺を見てくる。





はい、落ちた。





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