由愛の太陽

桜が治ったら今度は
お母さんが壊れ始めた。
桜も治ったとはいえ、
適応障害、うつ発病してる。

お母さんもうつ。

「早く掃除終わらせて!」
「ご飯は誰が作るの!」
「洗濯は?」「ご飯の片付けは?」

そんな言葉しか聞こえない。
勿論やるのはすべて
由愛、桜、空花。

頑張った人が良い生活を
送る事が出来る。

言う事をよく聞かない由愛は
勿論相手にされなかった。
そして殺されかけた。
頭に刃物をあてられ、
桜と空花は泣き叫んだ。
もう殺されるかと思った。

それから泣かなくなった。

桜と空花は言う事を聞いて
言われた事はちゃんとやる。
お母さんから見れば
“いい子”だった。

それは由愛が中学上がるまで
続いた…。


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