由愛の太陽

「お風呂借りました。おやすみなさい。」

「おやすみ」

おばあちゃんは優しい。でもおじいちゃんとお母さんの悪口を言う。

もう寝よう…

――――――――――――――
目が覚めた…
(今の時間…時計…)
寝ぼけながら手に取った時計は5時を指差している。

まだ5時か…また寝よう…

―――――――――――――

「おーい!もう起きなよ!」

「え、おばあちゃん今何時?」
「もう11時だよ」

「え…着替えて友達んとこ行ってくる」

「ご飯は?」

「買って食べる」

超猛スピードで準備を終えて、家を飛び出した。

ピンポーン~♪

「はい あ、由愛ちゃん!遅かったね。何かあった?」

「何にもないです!」

「じゃあ車乗って」

「あの…裕稀はどんな病気なんですか…?」

「大した事はないよ。まあ裕稀から聞いた方がいいかな…」

「教えてくれますかね…」

「聞き出すの。由愛ちゃんの事好きだからもしかしたら教えてくれないかもしれないけど、頑張れば教えてくれるから。」

「はい…」

「着いたよ降りてー」

「はい」

「じゃあ行きますか」

いろいろ話ながらあっという間に病室の前に来た。

「失礼します。」
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