由愛の太陽
ヒロキ
♪♪~♪~♪~
着信 海飛
裕稀のお兄さんだ。
「はい もしもし」
「由愛ちゃん、病院来て。302号室…」
「え…」
「とりあえず来て!早く。」
何?どうしたの…
―――――――――――――
302号室…ここだよね?
個室…?
でも心配する必要ないよね?
だって裕稀は生きるから。
ずっと側に居るって言ったから。
裕稀は約束は守るから…
「失礼します。」
『シンマカワリマス。…ダメダ…
『センセイ、ドウシマスカ?
『ジョサイドウ………イ…
『ダイ……デ……?
『ス……チャ………テ…
なにが起こってるの?
裕稀に勝手に触らないで…
変なのあてるのやめて…
裕…裕稀…
カミサマ…ヒロキヲタスケテ……
ツレテカナイデ…
ズットイッショッテイッタカラ……
ここはどこ?
…病院だ。
裕稀は……?
裕稀…ヒロキ…?
「由愛ちゃん、あなた倒れたの。もう無理しなくていいよ」
タオレタ…?ダレガ…?
「裕稀は…裕稀はどこ…?」
「霊安室に」
霊安室…?
レイアンシツッテナニ?
死んだ人が入る部屋…?
どうしてそんなところに
裕がいるの?
早くだしてあげてよ
警察呼ぶよ…
何でナンデ……ドウシテ…