由愛の太陽
破壊
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「いってきまーす。」
引っ越してきた土地は、
由愛と桜が小さい時に住んでたから知ってる子も多かった。
由愛は幼なじみの子も居て、
この頃はよく遊びに行った。
相手は幼なじみや、
和田小学校の子、裕稀。
「今日は駄菓子屋さん行って、かぷりこ買うー。ちゃんとお金持ってきた!」
この日遊んだのは裕稀。
よく気を使ってくれる。
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それまで男の人が怖かった。
スイミングから帰る時に
声をかけられた。
「おじさんを助けてほしい」
この一言に見事に騙され、
小さいながらにして
侵されかけた。
詳しくは書かないけど。
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それを知ってから、
裕稀が由愛の手を握る力が
強くなっていったね。