死に神ゲーム
鼎さんと別れた私はとある部屋へとやって来ていた。
その部屋には壁一面にモニターが出ており、四面だけは地図となっている。
その地図には赤い点が九つ、所々に点滅していた。
それを見た私は無意識に口角をあげ、先にいた紬へと近づいた。
「今回も全員集まっていらっしゃるんですね」
「大金がたかだかゲームの一つで手に入りますから。当然とも言えるでしょう」
この部屋に一つあるパソコンを操作しながら紬が言った。
「でも、二人だけ、そうではない方がいますわね」
私はモニターへと視線を向けると、しばらくそこに映る人物を見つめていた。