死に神ゲーム
side・・・shizuku
とうとう始まった死に神ゲーム。
とりあえず室内にいても何もならないと皆出て行ったので私も外へと出た。
「凄い・・・明かりがついてる・・・」
アトラクションもショップも、もう閉園となっているのにキラキラと光り輝いていた。
「・・・とりあえず、そこのお店に入ろ」
突っ立っていれば鬼である死に神に捕まる。
近くのぬいぐるみやらなんやらが置いてあるショップの中へと入った。
「・・・なんでこんなこと・・・」
私は店内の角の方に身体を縮こまらせて座り小さく溜息をはいた。
まさか、こんな生きるか死ぬかみたいなゲームをさせられるなんて・・・。
「あと2時間と50分・・・か」
携帯にうつる時計を見るとまだまだ時間がある。
「ほ、ホントに殺すのかな・・・」
「多分ね」
「だけど、一体何だってそんなこと・・・」
「怨んでるからじゃない?」
「怨まれるようなことしたかな・・・?」
「人間知らないうちに怨まれるようなことしてるんだよ」
「そうなんだ・・・」
「そうだよ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」