死に神ゲーム















「Σきょ・・・」




「シー」





驚いた私の口を隣から掌でふさいだ香君。




「大きな声出さないで、ね?」





私は喋れないから一つ頷いた。


それを確認した香君はスッと手を離した。





「香君、なんでここに・・・」




「雫が此処に入るのが見えたからさ。ついて来ちゃった」




「そうなんだ。びっくりしたよ・・・」





そう言うと彼はごめんと笑って言った。




「でも、来てくれてよかったよ。こんなゲーム一人でやるのは心細かったからさ・・・」




「・・・だよな・・・やっぱり」



「え、?」





急に顔を曇らせた香君に不思議がり聞き返すと笑って手を振られた。




「んや、女の子はそういうのやっぱり恐いんだなって」




「女の子じゃなくても恐いでしょ」





そんな自殺志願者でもない限りさ。



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