純情&可憐、♂と♀組。
-ジュンジョウカレン、オトメグミ。-
「いい加減にしろ!帰れよ!」
その言葉を受けて、かれんはそっと立ち上がると、部屋の扉を開いて出て行こうとした。
言い過ぎたと思って、潤ははっとして急いで立ち上がると、出て行こうとしたかれんの手を取った。
-あっ…-
何故かは一瞬解らなかった。だが、反射的に感じたその手の感触に驚き、潤はつかんだかれんの手を離した。
かれんは、振り向く事もせず言った。
「潤を…友達じゃなく、男の子だって意識してしまうの、この頃。」
かれんは、そのまま立ち去った。
独り部屋に残された、潤。
「あいつの手、何時も握ってたけれど、今初めて気が付いた。
…あんなに温かくて、柔らかかったんだ。」
その日の晩、何かを思い立ったかの様に、潤はかれんに電話をかけた。
「かれん…昼はごめんな、お前の言うとおりかも知れない、俺も最近、お前の事が気になって仕方がないんだ。
その、何と言うか…」
「ねえ、潤。あさって空いてる?」
その言葉を受けて、かれんはそっと立ち上がると、部屋の扉を開いて出て行こうとした。
言い過ぎたと思って、潤ははっとして急いで立ち上がると、出て行こうとしたかれんの手を取った。
-あっ…-
何故かは一瞬解らなかった。だが、反射的に感じたその手の感触に驚き、潤はつかんだかれんの手を離した。
かれんは、振り向く事もせず言った。
「潤を…友達じゃなく、男の子だって意識してしまうの、この頃。」
かれんは、そのまま立ち去った。
独り部屋に残された、潤。
「あいつの手、何時も握ってたけれど、今初めて気が付いた。
…あんなに温かくて、柔らかかったんだ。」
その日の晩、何かを思い立ったかの様に、潤はかれんに電話をかけた。
「かれん…昼はごめんな、お前の言うとおりかも知れない、俺も最近、お前の事が気になって仕方がないんだ。
その、何と言うか…」
「ねえ、潤。あさって空いてる?」