純情&可憐、♂と♀組。
-ジュンジョウカレン、オトメグミ。-
「えっ?あ、ああ。何するんだ?」
「…卒業式、しよ?」
その当日、二人は何もかも忘れてはしゃぎまくった。
家の近くの空き地で、テニスやサッカー、バスケット、スケボー。
…果ては幼い時以来のレスリングと言った、男の子や女の子と言った定義とは関係なく、純粋に友達として肌を触れ合わせて友情を確かめ合った。
「…ふう、ふう。もういいか。」
「はあ、はあ。そ、そうね、もう十分。じゃあ、そろそろ行こうか。」
日が暮れ、月明かりだけがさす夜の公園。
潤とかれんは、その公園にある、大きな桜の樹の下まで来ると、お互いに何かを取り出し、樹に向かって横並びになった。
…取り出したのは、互いに何やら文章の書かれた原稿用紙だった。
「かれん、始めるぞ。一昨日電話で確認しあった通りにやるぞ。」
「うん。」
潤&かれん:
「今より、卒業式を行います…」
「…卒業式、しよ?」
その当日、二人は何もかも忘れてはしゃぎまくった。
家の近くの空き地で、テニスやサッカー、バスケット、スケボー。
…果ては幼い時以来のレスリングと言った、男の子や女の子と言った定義とは関係なく、純粋に友達として肌を触れ合わせて友情を確かめ合った。
「…ふう、ふう。もういいか。」
「はあ、はあ。そ、そうね、もう十分。じゃあ、そろそろ行こうか。」
日が暮れ、月明かりだけがさす夜の公園。
潤とかれんは、その公園にある、大きな桜の樹の下まで来ると、お互いに何かを取り出し、樹に向かって横並びになった。
…取り出したのは、互いに何やら文章の書かれた原稿用紙だった。
「かれん、始めるぞ。一昨日電話で確認しあった通りにやるぞ。」
「うん。」
潤&かれん:
「今より、卒業式を行います…」