純情&可憐、♂と♀組。
-ジュンジョウカレン、オトメグミ。-
今までの二人とは、何かが違う。お互いに潤とかれんは感じていた。
-側にいるだけで、ドキドキする-
二人、顔を真っ赤にしながら、その雨降りの道を帰って行った。
三月十八日、卒業式が行われ、その翌日の午後。潤の家に遊びに来たかれんは、潤と一緒に卒業アルバムを眺めていた。
「…あっ、こいつこいつ。家庭科の教師の澤田、超うざかったよなぁ~っ。」
「ふふふっ。よく二人で授業中おしゃべりしてたから、よく揃って立たされていたよね。」
「そしてこいつ、俺達と同じ六年三組の秀才、安藤。何か、九州にある有名私立中学校に行くんだってな、すげえよな。」
「まあ、私達の偏差値とは、比べものにならないから。」
「…色んな事が、あったよなあ。」
「うん。」
「みんな、仲良かった奴らとは、ばらばらになっちゃうんだよな。
あっ、でも大体は同じ中学だから、関係ないか。また、友達同士だ。そして、お前とも。」
「…
…本当に、そうなのかな。」
-側にいるだけで、ドキドキする-
二人、顔を真っ赤にしながら、その雨降りの道を帰って行った。
三月十八日、卒業式が行われ、その翌日の午後。潤の家に遊びに来たかれんは、潤と一緒に卒業アルバムを眺めていた。
「…あっ、こいつこいつ。家庭科の教師の澤田、超うざかったよなぁ~っ。」
「ふふふっ。よく二人で授業中おしゃべりしてたから、よく揃って立たされていたよね。」
「そしてこいつ、俺達と同じ六年三組の秀才、安藤。何か、九州にある有名私立中学校に行くんだってな、すげえよな。」
「まあ、私達の偏差値とは、比べものにならないから。」
「…色んな事が、あったよなあ。」
「うん。」
「みんな、仲良かった奴らとは、ばらばらになっちゃうんだよな。
あっ、でも大体は同じ中学だから、関係ないか。また、友達同士だ。そして、お前とも。」
「…
…本当に、そうなのかな。」