青空のむこうに~バスケに恋して~
act.9 まだバスケは嫌い?
「ゆずー。昨日メール入れたの気が付かなかった?」
「あ…ごめん…」
次の日、学校へ行くと、マホにさっそく聞かれた。
結局、そのままケータイに電源を入れる事無く放置してしまった。
「…マホ、ちょっといい?」
「ん?」
教室にはマサシもサエもカズミもいなかった。
試合前で、サエとカズミは朝練があるのだろう。
マサシが来るのはいつもHRギリギリだし。
私はマホを連れて教室を出ると、屋上に上がった。