青空のむこうに~バスケに恋して~
新しいアドレスに変更して、マホにも改めて登録してもらった。
確認しあってると、屋上に桐沢君が現れる。
「ゆずっこ、大丈夫か?」
「…え?」
心配したように桐沢君が言ったので少し驚いた。
…ああ、さっきマホが打ったメールはこの事だったのか…。
「ああ、ひどいな、これ…」
「うん…」
私のケータイを手にして、届いたメールを見て桐沢君がつぶやく。
マホが頷いた。
「よし、俺とも番号交換しようか」
「え?でも…」
桐沢君の申し出に私はマホを思わず見てしまった。