青空のむこうに~バスケに恋して~
彼女がいるというのにそれは…。
「私に連絡したくても連絡取れなかったら困るし、虎鉄と連絡取れるようにしておいたほうが、私も安心だよー」
「けど…」
「意外と頭固いんだな。ほらよ」
勝手に赤外線通信でメアドと番号を送った桐沢君。
私のケータイにも桐沢君の番号とメアドが登録されてしまった。
「あ、ありがとう…」
「どういたしまして。とりあえず、1人になるなよ?」
「うん…」
頷くとマホはホッとしたような顔で微笑んだ。