青空のむこうに~バスケに恋して~


教室に戻ると、あの3人が楽しそうに話していた。


多分、私に嫌がらせのメールを送った事で盛り上がってるのだろう。


マホと一緒に教室に入ってきた私を見て、3人は話をやめる。


あれだけひどいメールを送りつけたのだから、今日私が休むと思ったのだろう。


「休むかと思ったのにぃ」


そんな声がかすかに聞こえてくる。



学年が上がって、クラスも変わったというのに、新しい気持ちになれない。


私は1年間、気持ちを押し殺して我慢していかなければならないのだろうか…?




その日は特に何が起こる事もなく1日が終わった。


< 104 / 287 >

この作品をシェア

pagetop