青空のむこうに~バスケに恋して~
教室に戻ると、あの3人が楽しそうに話していた。
多分、私に嫌がらせのメールを送った事で盛り上がってるのだろう。
マホと一緒に教室に入ってきた私を見て、3人は話をやめる。
あれだけひどいメールを送りつけたのだから、今日私が休むと思ったのだろう。
「休むかと思ったのにぃ」
そんな声がかすかに聞こえてくる。
学年が上がって、クラスも変わったというのに、新しい気持ちになれない。
私は1年間、気持ちを押し殺して我慢していかなければならないのだろうか…?
その日は特に何が起こる事もなく1日が終わった。