青空のむこうに～バスケに恋して～

そういう事言われたのって初めてだったし、マサシとなら一緒にいて楽しいし、バスケも一緒に頑張れるって思った。




でも…



今は、何か違和感がある。

付き合い始めたからと言っても、休みの日は大体部活だし、学校の外で会う事って全くなかった。



「サエちゃん、やっぱ経験者だけあって、コツ掴むの早いよな。葉村なんか大変だったんだぜー」

「えー、でも、初心者のゆずがこんなに上手くなったのってマサシ君のおかげでしょー？」


何で、サエは名前で、私は苗字を呼び捨てなんだろう？

私は本当にマサシの彼女なのか、よくわからない。


「ゆずー。ボーっとしてないで、練習しようよー」

「あ。う、うん…」


何だか、私が二人の邪魔をしてるみたいな…。