青空のむこうに~バスケに恋して~
「どっちかって言うと、虎鉄のがキャプテンらしかったんだけどな。いつも支えてもらってた」
星崎クンが話し始めたので、私は慌てて気持ちをさっきまでのモノに戻す。
「…私も。1年の時は辛い時、優しい言葉かけてもらってた」
話した事もなかったのに、ちゃんと見ててくれて…。
辛い時に欲しい言葉をくれたよね…。
「虎鉄もマホちゃんも君を大切に思ってくれてる。絶対に君を裏切らない」
「わかってるよ…」
「…そんな二人だからこそ、寄りかかりすぎて負担をかけたくないってのもわかる。だから…俺と友達にならないかって言ったんだ」
星崎クンはそう言ってまた笑った。