青空のむこうに~バスケに恋して~
だからこそ、素直に嬉しいと思う。
自分はもう存在してる価値がないって思ってたから。
誰かの役にたてるなら、頑張りたいと思うし…。
「ゆず、一緒に頑張ろうね♪」
「マホ、よろしくね!」
マホはギュッと私の手を握ってニコッと微笑んでくれた。
本当の友達…。
今まで欲しかったのはマホや虎鉄のような友達。
翠やリエもずっと気にはかけてくれてたけど、私は心を完全に開く事ができなかった。
私、やっと一歩踏み出せるようになったって事なのかな…?