青空のむこうに~バスケに恋して~
act.2 ある雨の日
同じクラスにバスケ部に所属してる子は何人かいた。
サエとは違うクラスだった私は、普段はその子達と一緒に行動を共にしてた。
カズミのグループに属してるわけでもないので、自主練も時々一緒にやったり、それなりに仲がよかった。
だから、完全に居場所を失う事はなかったのだろう。
教室に居場所がなくなってたら、私は学校にも行けなくなっていたかもしれない。
思い出したくもない、事件の始まりはブロック大会が間近に迫っていた、ある雨の日の事だった。