青空のむこうに~バスケに恋して~
act.1 純粋に好きだった頃
「今日の練習はここまで!」
「お疲れ様でした!」
話は高校1年生からスタートする。
「ゆずー。少し練習しない?」
「もちろん!」
サエにボールを渡されてキャッチしながら答える。
先輩達は体育館から引き上げ始めていた。
1年生は体育館の片付けにとりかかる。
その中で、自主練してる人は数名。
大体、そのメンバーも決まってる。
私やサエは大体、毎日最後まで残っていた。