青空のむこうに~バスケに恋して~
映画は最近公開になった話題の恋愛モノを見る事に。
トージって恋愛モノ好きなのかなって思ったけど、私にあわせてくれたっぽい。
日曜の午後なのに思ってたよりは混んでない。
だから、席は見やすい場所を取る事ができた。
「映画なんて久々だから、寝ちまったら悪いな」
「仕方ないよ。昨日あれだけ熱戦繰り広げたんだもん」
そうだよ。
家で体を休めてればよかったのに…。
「何で今日誘ったと思う?」
「…トージがヒマだったから?」
「…それより、明日がマサシとの決戦だろ?一人で雨の日に家にいたら考え込んでるんじゃないかってさ」
…あ。
私の事を気遣ってくれたの…?
そう言われて私は急にトージを意識してしまった。
ドキドキって音がうるさいくらい聞こえてくる。
トージにまで聞こえちゃうんじゃないかってくらい。