青空のむこうに~バスケに恋して~
うちの学校にいなければ、トージに事情を話して星羽の人を探してもらおう…。
…でも、何となく言いにくいような…。
だって、過去は過去でも自分以外の男を探してお礼を言うだなんて…。
事情を理解してもらえなくても無理はないと思う。
さて、どうしたものかな…。
とりあえず、話すだけ話してみる事にしてみよう…。
うーんとうなりながら頭の中を整理し始めた時だった。
「ふざけないでよっ!」
ものすごいヒステリックな声が教室中に響き渡った。
何事かと驚いて、マホと同時に声のした方を振り返る。
私とマホが見た時、誰が叫んだものなのかわからなかった。