青空のむこうに~バスケに恋して~
「私はアンタ達みたいな思考じゃないの!くだらない話が続くなら私は帰る。部室から出てよ!いい加減にしないと…」
「お前、ココで騒いだところで誰が来るんだよ?校舎から離れて、声も外には聞こえない。バカはお前じゃねーか」
ガチャっとマサシが扉にカギをかける。
初めて自分の置かれてる状況がまずい事に気がついた。
やっぱり虎鉄かマホが来るまで待ってるべきだったんだ…。
急に恐怖がこみあげてきて、足がすくんでしまった。
マサシが目の前に来たと思ったら、次の瞬間には床に押し倒されていた。
「や、やめてよ…っ!」
「何だよ。別に1回くらいいいだろ?つか、俺にヤられたってわかったら星崎も桐沢もどんな顔するんだろうな」
今まで見た事がないくらい、マサシは冷たく笑った。
私は必死で抵抗をするけれど、男の力にはかなわない。
両方の手首を簡単にマサシの片手でつかまれる。
あまりの痛さに私は顔をゆがめた。