青空のむこうに~バスケに恋して~
昨日までとは違う、爽快感が私の中に入り込んでくる。
トージという朝陽が私の中の闇を消し去ってくれたから…。
「…ゆず」
「ん?」
朝陽を見つめてた私は、トージに呼ばれて顔を上げた。
とたんに、トージの唇が私のに重なる。
伝わってくるぬくもりが心地よい。
「…好きだ。今までもコレから先もずっとゆずの事が大好きだ」
「トージ…。私も…大好き…っ!」
遠回りして、たどり着いた場所…。
そこは、こないと思っていた夜明けが
最高の朝陽で迎えられた場所だった…。