青空のむこうに~バスケに恋して~
「サエ最近、態度悪くなったね…」
お弁当を食べながら翠がふと呟いた。
「あー、それ私も思った。カズミ達とくっついてから、色々と雑になったっていうのかなぁ…」
「だよねー」
翠に賛同する、リエ。
私は食べながら黙って聞いていた。
2人は私とサエが仲がよかったのを知っているだけに心配してくれているようだった。
「ゆず。嫌な事言われてるみたいだけど、嫉妬してるだけなんだからね。気にしちゃだめだよ?」
「気にしてないよ。大丈夫」
「そう?1人で抱え込んじゃだめだからね」
翠もリエもいつもそうやって声をかけてくれてる。
気遣いがとても嬉しい。