青空のむこうに~バスケに恋して~


「リバウンド!」


カズミの声が響く。

私はリバウンドを取ろうとして、身構えた時、同じチームである紀子に押された。

勢いよく押されたので、私は派手に転んでしまった。



すごい物音に試合が中断する。



「ゆず!大丈夫?!」


翠が真っ先に駆け寄ってきた。


「あ、うん…」

「試合中にボーっと突っ立ってないでよ」


立ち上がった私に紀子は悪意をこめて言い放った。


< 36 / 287 >

この作品をシェア

pagetop