青空のむこうに~バスケに恋して~
そして振り返る。
「もう二度とバスケ部に顔出せないようにするからね」
そう言って2人を追って走っていった。
後に残されたのは静寂。
ため息を付きながら部室に入る。
ロッカーを開けると、中はぐちゃぐちゃに荒らされていた。
カバンに入れていた教科書やノートはビリビリに破かれ、マジックで落書きもされている。
『バスケ部ヤメロ』
『いるだけでウザい』
『調子にのんな』
そんな文字がところどころマジックで書かれていた。