青空のむこうに~バスケに恋して~
確かめなくても、誰がやったのかわかる。
努力した成果が先輩に認められただけ…。
そんなに経験者じゃない私に超えられた事が悔しかったのか…。
私は制服に着替えてカバンをつかむと、部室を出た。
サエが選ばれてたら、私はきっと心から祝福しただろう。
自分の事のように嬉しく思ったはず。
でも、サエは私が選ばれた事を喜んでくれなかった。
それどころか、自分を陥れたとか、そんな事まで言い始めた。
本性はそんな人間だったんだろう…。