青空のむこうに~バスケに恋して~
act.6 突然のメール
そのまま、長い長い夏休みに突入。
ハッキリ言って少しホッとした。
部活に入っていれば、毎日汗を流しただろう。
『夏合宿、他県でやるんだって~。男子部も合同だから楽しみだね!』
『えーっ!そうなんだ?』
『男女合同で最終日に肝だめしあるんだって~』
入部したての頃…。
サエとそんな会話を毎日のようにしてた。
男子部と一緒だからっていうよりも、他県での合宿がすごい楽しみだったのに。
「あー、だめだ。考えるのやめよう…」
考えれば考えた分だけ、むなしくなる。
私は特に目的もなく、外へブラブラしに行く事にした。