ベタ惚れlove
「あそこらへんだよ!」
っと声の聞こえた方に
指を差す



「あそこらへんですか?」
「そうだ」



椅子に座って
本を読む



「っで
何処なんですか?」
羅那と言う女が
俺の本を奪って聞く



「だから
あそこらへんって
言ってんだろ!!」
「叫んじゃダメですよ」



声を押し殺して
「お前が言うな」
「えへへ
それもそうですね」



何なんだ
この女



俺が
見ず知らずの奴に
こんな
感情的になるなんて
今まで1度もなかった



羅那と言う女を見る
今だに
妙ちゃんとか言う女を
顔を動かしながら
探している




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