ベタ惚れlove
「顔じゃなくて
体を動かせよ」
「こうですか?」



羅那と言う女は
顔を動かしながら
蟹さん歩きする



「もういい!!
着いてこい!」
「あっ!
ちょ…!」



羅那と言う女の
手を引っ張る



……………
……………



「ら…」
妙ちゃんとか言う女が
こっちを見た瞬間
瞬きを繰り返し
口は「ら」のまま
止まっている



「この女から
目を離すな」
そう言って
羅那と言う女を
妙ちゃんとか言う女に
渡す



「……どうも」
「妙ちゃん
やっと見つかった」



羅那と言う女は
妙ちゃんとか言う女に
抱きつく



俺は
その場を
離れた



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