願望恋愛♪ ~もしも・・・~
「それじゃぁ、典子、またねっ
ありがとう お邪魔しましたぁ~」
典子が作ってくれた
ランチの残り物が入ったタッパーと
先ほどのピンクの小瓶も
しっかりと、エコバックに入れて
さとみと、典子のマンションの玄関を出る
「うん、またね
2週間後、
どうなったか
2人とも報告しなさいよぉー」
「わかってるってー
じゃぁねっ」
マンションの玄関扉を閉め、
エレベーターへと向かう
「ね、ね、今日子
私、今日から早速飲むわよっ
だって、最近、
目の下のクマひどくなってきちゃってさー
営業課の若い子に
”疲れてませんか”って
言われたのよー
あー、ヤダヤダ」
エレベータの前で
手鏡を取りだし、
確認し出すさとみ
「営業課って、
さとみが、
なかなかイケメンだーって
言ってたコ?」
「うん、そう、山下くん」
「男の子に言われるのは
ちょっと、キツイわよねぇ」
さとみと私は
同じ会社にパート勤めしてる
部署は違うけど、
お昼は、一緒に食べられるから
いろんな情報が共有できる