願望恋愛♪ ~もしも・・・~
「……わかった…よ…」
え…?
てっきり、芳樹くんは、反撃してくると
思っていたのに、
小声でそう言って、立ち上がり
リビングから出て行った…
なんだか、わたし、とってもバツが悪い…
課長は課長で…
「あ…の…、まぁ、なんだ…
あんな出来の悪い弟だけど…、
俺からも、よく言っとくから、
これからも頼むよ、山内くん…」
「は、はい…
すみません…つい、興奮してしまって…」
「いや、いいよ…
俺は、これから、
やり残した仕事するから
昼メシとか、気を使わなくていいから…」
そう言うと
さっさと自室へと
行ってしまった…
はぁ…
なんだかな…
私、やっていけるかしら…