願望恋愛♪ ~もしも・・・~
キッチンカウンターを挟んで
2人で話してたところへ
両腕を頭の上に上げ
左右にストレッチしながら
課長がリビングへ入ってきた
「…え…? 芳樹…お前…」
課長の方を向いた芳樹くんが
得意げな顔をした
「これで、文句ねぇだろっ?
就職だって決まったからなっ」
私が持っていた
クリアファイルを受け取り、
課長に見せた
ファイルから、書類を出し、
じっくりと読んでる
「…ふん、お前にしちゃー、上出来だな…」
口角を少しばかり上げ、
書類をクリアファイルに戻し、
芳樹くんに、返した
そして、
「その格好も、イイんじゃないか?
まぁ、俺の方が、全然、イケてるけどな…」
そう笑いながら
芳樹くんに言い、キッチンへと向かった