願望恋愛♪ ~もしも・・・~

キッチンカウンターを挟んで
2人で話してたところへ

両腕を頭の上に上げ
左右にストレッチしながら
課長がリビングへ入ってきた


「…え…? 芳樹…お前…」


課長の方を向いた芳樹くんが
得意げな顔をした


「これで、文句ねぇだろっ?
就職だって決まったからなっ」


私が持っていた
クリアファイルを受け取り、


課長に見せた


ファイルから、書類を出し、
じっくりと読んでる


「…ふん、お前にしちゃー、上出来だな…」


口角を少しばかり上げ、
書類をクリアファイルに戻し、
芳樹くんに、返した


そして、


「その格好も、イイんじゃないか?
まぁ、俺の方が、全然、イケてるけどな…」


そう笑いながら
芳樹くんに言い、キッチンへと向かった









< 121 / 259 >

この作品をシェア

pagetop