願望恋愛♪ ~もしも・・・~

バスルームから出てきた芽依は
黒のTシャツに、ベージュのハーフパンツ
髪は、ドライヤーで乾かしたにも関わらず
まだ所々、湿っていた

もちろん、メイクは落としてて
頬が上気してピンクに染まっていた


一瞬、お互い目が合う


だけど…


何故か…芽依は、視線を逸らした


さっきから何だ…?


キッチンへと向かう芽依を
オレは、ゆっくりと追いかけ

冷蔵庫の扉を開けようとした芽依の腕を
後ろから掴んだ



「っあ…なにっ?
芳樹くんっ…どしたのっ?」


驚いて振り向きオレの顔を見た


そんなこと構わず
オレは、後ろから芽依を抱きしめた…


「っえっ…?!よ…しきくんっ?」


瞳を大きく開け、
固まったコトがわかるくらい
身体が緊張していた


「よ、芳樹…くん…
ど、どうしちゃったのっ?!」


「………」



「よ…しき…くん…? ねぇってば…?」



オレは、
慌てて身体が固まってる芽依を抱き上げ
自分の部屋へと連れて行った


そう…

芽依を…


抱くために…

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