願望恋愛♪ ~もしも・・・~

コンコン


部屋のドアをノックする音がすると


「芽依~ 入るから~」

芳樹くんが、ドアの外から声をかける



「ちょ、ちょっとまってっ」


素早く、ジーンズとカーディガンを着た


「い、いいわよ~」


芳樹くんが
ドアを開け入ってきた


「あの…課長は…?」

イチバン気になってるコトを
芳樹くんに、聞いてみた


「あ?
なんだよっ、オレよりアニキが心配なのかよっ」


あからさまに、眉間にシワをよせ
私を睨む


「心配、っていうか…、
あんなトコ見られたから…」


「はぁ?!あんなトコ?!
一体、何のコトだ?!」

益々、芳樹くんの眉間のシワが増えた


うわ…そうだった…
芳樹くんが、シャワーしてる間だったから…


「え…あ…、な、なんでもナイ…
そ、そう…なんでも…」


苦し紛れに誤魔化そうと
言葉を探すけど、見つからない…


うーっ!もうっ!




< 184 / 259 >

この作品をシェア

pagetop