願望恋愛♪ ~もしも・・・~
コンコン
部屋のドアをノックする音がすると
「芽依~ 入るから~」
芳樹くんが、ドアの外から声をかける
「ちょ、ちょっとまってっ」
素早く、ジーンズとカーディガンを着た
「い、いいわよ~」
芳樹くんが
ドアを開け入ってきた
「あの…課長は…?」
イチバン気になってるコトを
芳樹くんに、聞いてみた
「あ?
なんだよっ、オレよりアニキが心配なのかよっ」
あからさまに、眉間にシワをよせ
私を睨む
「心配、っていうか…、
あんなトコ見られたから…」
「はぁ?!あんなトコ?!
一体、何のコトだ?!」
益々、芳樹くんの眉間のシワが増えた
うわ…そうだった…
芳樹くんが、シャワーしてる間だったから…
「え…あ…、な、なんでもナイ…
そ、そう…なんでも…」
苦し紛れに誤魔化そうと
言葉を探すけど、見つからない…
うーっ!もうっ!