願望恋愛♪ ~もしも・・・~
小さなキャリーバックを引き
バス停まで歩いた
通勤通学の混む時間は過ぎてるから
バス停には
数人しかいない
バス停のベンチに腰掛け
携帯を開く
アドレス帳を見ながら
かける相手を探し始める
そんなの
さとみや典子くらいしか
受け入れてくれる友達なんて
いるはずもなく…
これ以上、彼女らに迷惑はかけたくない…
画面のスクロールを
どんどんと下の方へ送っていくと…
「… あ……」
このヒトなら信頼できるかも…
という人物の名前の画面で止まった