願望恋愛♪ ~もしも・・・~

厨房に戻ると、

バーバラ、ミサトちゃん、リョーコ
の三人が
心配そうな顔をして
私を待っていた


「キョンキョン?泣いてるの?」

リョーコが、私の肩にてをかけた


「大丈夫?」


ポケットから、生地が薄いピンクで
まわりが白いレースで縁取りしてある
ハンカチを渡してくれるのは
バーバラ


「キョンキョン、飴でも舐めて落ち着こ」


ミサトちゃんは
ゴールドのラメの小さいポーチから
飴を出し、私の手に握らせる


「う…ぐすん…み、みんな…ありがと…」


三人が私のまわりを囲み
優しく励ましてくれた

だから、余計に涙が止まらなかった

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