願望恋愛♪ ~もしも・・・~
思い出の遊園地の中の教会での結婚式…
今日子は、
籍を入れるだけでいい、と言ってたが
本音を聞けば
ウェディングドレスは、何度着ても嬉しいものよ
という、言葉で
オレは、今日子を説得し今に至る
今日子の父親は10年前に亡くなっているため
ヴァージンロードを一緒に歩けない
だから、
マサコが代わりに歩くことになった
男の恰好ではないが
オレもそれがイチバンいいだろうと思った
扉が開き
マサコと今日子の姿が見えた
迷いに迷ったウエディングドレスは
メーメイドタイプのシルクのベアトップ
オレとしては、他のヤツらに
今日子の肌を見せたくないが、
何着か試着をし、それがイチバン似合っていたので決定した
レースのベールで覆われた今日子の顔をよく見れば
少し緊張してるよう…
それよりも、
こんなところで笑ってはいけないが
意外にも、黒のドレスのマサコが柄にもなく緊張していた
ゆっくりと二人ヴァージンロードを歩いてくる
皆が今日子に視線が注がれる…
誰よりも輝いて、
誰よりもキレイで
誰よりも愛してる、オレのオンナ…
今日子…
もう一度…
二人で…
恋愛しよう…
Fin
2011.10.13
紫 まこ